マレーシア企業買収、アリアンツが詰めの協議に 三井住友海上に先行

ドイツ・ミュンヘンにあるアリアンツ本部ビルにある同社ロゴ(ブルームバーグ)
ドイツ・ミュンヘンにあるアリアンツ本部ビルにある同社ロゴ(ブルームバーグ)【拡大】

 マレーシア2位の自動車保険会社買収に向けた交渉で、アリアンツ・マレーシアが三井住友海上火災保険に先んじて詰めの協議に進むこととなった。事情に詳しい関係者が明らかにした。

 Amゼネラル・インシュアランスのオーナー側がアリアンツと詳細な協議に入ることを決めた。非公開情報だとして事情に詳しい関係者が匿名を条件に語った。関係者の一人によれば、アリアンツにデューデリジェンス(資産査定)実施を認め、取引条件の交渉に正式に入れるようマレーシア中央銀行に申請を済ませた。

 身売り成立となれば、Amゼネラルの評価額は約8億ドル(約888億円)となる可能性があると関係者は述べた。

 アリアンツとの協議が物別れとなった場合、Amゼネラルを共同保有するAMMBホールディングスとインシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)は、他の候補企業との取引を目指す可能性を排除していないとも関係者の一人は語った。

 アリアンツとAMMBの担当者は現時点でコメントできないと回答。IAGと三井住友海上の担当者はコメントを控えた。

 英プルーデンシャルと東京海上ホールディングスも、それぞれのマレーシア保険部門の持ち分売却を検討している。ブルームバーグ・ニュースは昨年12月、アリアンツ・マレーシアとMS&ADインシュアランスグループホールディングス傘下の三井住友海上がAmゼネラルの買い手候補に残っていると報じた。(ブルームバーグ Joyce Koh、Elffie Chew)