インドの二輪市場は年間約2000万台以上と圧倒的な規模で、成長も続く。ホンダは20年までにインドでの生産能力を700万台に拡大する。交通渋滞が深刻化する都市部では、ギアチェンジが不要で女性も乗りやすい排気量100~150ccのスクーターが人気だ。スズキは販売好調なスクーターで上級モデルを発売した。
趣味性が強い車種も徐々に増えており、ヤマハ発動機は若い男性向けのスポーツモデルを売り出し、21年までに120万台の販売を目指す。川崎重工業も17年に西部マハラシュトラ州に工場を設立し、中・大型二輪車の需要に応える。