食べて!福島県産品 好評の擬人化アニメ新作公開へ テレビ放送も (1/2ページ)

 福島県は14日、県産農林水産物をテーマに昨春、制作し、インターネット上で1千万回以上の再生を記録したアニメ「食べちゃったっていいのにな!」の新作を公開し、好評を追い風にテレビでも放送すると発表した。県産品を擬人化したキャラクターに人気声優も投入した内容はむしろ海外で好評。新作は輸入規制が続く香港や台湾への浸透も意識し、風評の誤解を解きたいとの思いもにじむ。

 アニメは、擬人化した県産米「天のつぶ」や桃「あかつき」、干し柿「あんぽ柿」などを主人公に、学校などでの掛け合いを描きながら県産農林水産物の魅力を紹介する。

 声優には水樹奈々、上坂すみれ、梶裕貴といった人気の諸氏が名を連ね、昨年3月から日本語のほか英語、中国語、仏語、スペイン語の字幕をつけ動画共有サイト「Youtube」で公開した。内外合わせて1066万という再生回数の内訳は、国内185万回に対し仏語とスペイン語版は計600万回と、反響は海外の方が高い。

 1話あたり約5分。昨春は5話制作し、今回、新たに3話投入する。制作は新旧とも、アニメ制作会社の福島ガイナ(三春町)が担当。新作は桃の甘味が寒暖差によって増すことや、梨に袋をかけて育てる方法などを軽快なやりとりを通して紹介しており、15日からYoutubeで順次公開する。

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