ボーイング擁護、米当局孤立 737MAX運航停止、欧州にも拡大 (1/2ページ)

カナダ西部のリッチモンド国際空港で離陸に向け滑走路を進むエア・カナダの「737MAX」型旅客機=12日、ブリティッシュコロンビア州(AP)
カナダ西部のリッチモンド国際空港で離陸に向け滑走路を進むエア・カナダの「737MAX」型旅客機=12日、ブリティッシュコロンビア州(AP)【拡大】

 エチオピア航空のボーイング製「737MAX」型機の墜落事故をめぐる問題で、安全性への懸念から運航停止を命じる動きが世界各国・地域に拡大している。ボーイングは深刻な危機に陥った。

 3月10日のエチオピア航空の墜落事故を受け、すでに中国、オーストラリア、シンガポールなどの当局が運航停止を命じ、南米やアフリカ、中東の航空会社も同機種の使用を控えると決めていた。これに続き13日までに欧州連合(EU)、インド、香港、ベトナム、ニュージーランドが、運航停止措置を講じた。

 米連邦航空局(FAA)は12日まで2度にわたり、737MAXの耐空性に信頼を表明したものの、世界の中では孤立している。欧州にまで運航停止の動きが広がり、エチオピアでの事故の対応に追われるボーイングには大きな打撃となった。

 米投資銀行ジェフリーズのアナリスト、サンディー・モリス氏は「私はこの展開に驚き困惑しながら注目している。今目にしているのはFAAに対する反逆も同然だ。アメリカン航空とサウスウエスト航空に対し、この航空機を本当にまだ運航できるのかと問い掛けている」と指摘した。

 ボーイングの株価は12日まで2日間で約11%下落した。

 米国ではサウスウエスト航空とアメリカン航空グループがエチオピア航空で事故が起きたのと同じ737MAX8の運航を続けている。ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスはMAX9が稼働中だ。

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