ボーイング737MAX、米も運航停止 570億ドルの受注に危うさ (1/2ページ)

13日、米テキサス州ヒューストンのウィリアム・P・ホビー空港で駐機中のサウスウエスト航空の「ボーイング737MAX8」(AP)
13日、米テキサス州ヒューストンのウィリアム・P・ホビー空港で駐機中のサウスウエスト航空の「ボーイング737MAX8」(AP)【拡大】

 エチオピアで10日に墜落事故を起こし安全性に懸念が高まっている「ボーイング737MAX」について、米連邦航空局(FAA)は13日、トランプ大統領の指示を受け、運航停止を命じた。同型機をめぐっては40カ国余りが運航停止措置を発表しており、FAAはこれに追随し従来の方針を転換した。一方、世界の航空各社は相次ぎ同型機の発注を見直しており、カタログ価格で総額約570億ドル(約6兆3400億円)に上る受注への影響は必至だ。ボーイングにとって大きな痛手となる可能性がある。

 発注見直し相次ぐ

 トランプ大統領は同日、ホワイトハウスで「米国民および全ての人々の安全はわれわれにとって最大の関心事だ」と述べ、「早急に答えが見つかるよう願う。それまでは運航停止にする」と話した。

 FAAは運航停止措置を決めた理由を「現場で回収され13日に分析された新たな証拠」を踏まえたとツイート。同日早くに取得した衛星データも確認した。「運航停止措置は事故機のフライトレコーダーとコックピットのボイスレコーダーからの情報の検証などさらなる調査をする間は継続する」とした。

 対象機は目的地に到着次第、直ちに運航を停止される。米航空会社が保有する同型機はアメリカン航空グループとサウスウエスト航空、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスの計72機で、3社の主力航空機の3%程度に過ぎず、旅行者への影響は限定的との見方もある。

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