増税対策に終わらせない ポイント還元で首相強調

 安倍晋三首相は20日、日本商工会議所が東京都内で開いた通常会員総会でのあいさつで、10月の消費税率引き上げ時に導入するキャッシュレス決済のポイント還元に関して「新しいキャッシュレス時代を開く大きなきっかけとしたい」と述べ、単なる増税対策に終わらせない意向を強調した。安倍首相は、キャッシュレス決済が普及していないことが外国人観光客の消費を取りこぼしていると指摘。決済端末導入や店がカード会社などに支払う手数料を補助するなど「あらゆる支援策を総動員する」と説明、総会に参加した中小企業経営者らの理解を求めた。

 一方、日商の三村明夫会頭は冒頭あいさつで、消費税増税に伴う軽減税率への対応など中小企業の課題が山積していると指摘し、日商としても対応を強化する意向を示した。