運賃事前確定、年内開始も タクシー利用拡大へ国交省が方針 (1/2ページ)

東京駅周辺には多くのタクシーが集まっていた=20日午後、東京都千代田区
東京駅周辺には多くのタクシーが集まっていた=20日午後、東京都千代田区【拡大】

 国土交通省は、タクシー乗車前に運賃を確定させる制度を本格導入する。20日に開催された政府の規制改革推進会議で、導入に向けて道路運送法上のルールを改正する方針を示した。改正は今年前半となるもようだ。タクシーに乗って想定以上の運賃になるのを防ぎ、事前に運賃が分かることによる安心感でタクシー利用を拡大させる。訪日外国人観光客の利用促進にもつなげる。

 規制改革推進会議では昨年の答申で、タクシー事業者の情報通信技術(ICT)活用促進による新サービスや、利用者の多様化などに対応するための規制の緩和を国交省に求めた。これを受け事前確定運賃の導入に向けた制度変更などの検討を進めてきた。

 運賃の事前確定は、利用者がスマートフォンの配車アプリを使い、乗車予定地と目的地を入力すると自動計算で運賃が表示され決まる。渋滞に巻き込まれ通常よりも乗車時間が長くなっても、運賃は事前に確定させたままでよく、メーターを意識しなくて済む。

 2017年に国交省が大手タクシー会社と東京都内で実施した実証実験では、事前確定運賃の総額とメーター運賃の総額の乖離(かいり)率が約0.6%と小さく、予測は適切だった。

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