インドネシア初の地下鉄開業 日本支援、渋滞緩和の切り札 (1/2ページ)

式典でMRTの開業を宣言したインドネシアのジョコ大統領=24日、ジャカルタ(共同)
式典でMRTの開業を宣言したインドネシアのジョコ大統領=24日、ジャカルタ(共同)【拡大】

 インドネシア初となる地下鉄を含む都市高速鉄道(MRT)が24日、首都ジャカルタで開業した。日本が全面支援し、世界最悪とも言われる首都の交通渋滞緩和の切り札として期待されている。

 ジャカルタ中心部のMRT駅構内と周辺で式典が行われ、石井正文・駐インドネシア大使らと出席したジョコ大統領が公式に開業を宣言。この日は、4月17日投開票の大統領選選挙運動の本格開始日でもあり、再選を狙うジョコ氏には格好のアピール材料となった。

 国際協力機構(JICA)によると、今回開業したのは、中心部を南北に結ぶ路線の一部区間(15.7キロ)。5.9キロの地下鉄区間と9.8キロの高架区間に分かれており、13駅を30分で結ぶ。

 日本のゼネコンと地元建設会社との共同企業体(JV)などが受注。工事は約5年半にわたった。最終的に日本の円借款計約1500億円が充てられる見込みで、車両は日本車両製造(名古屋市)が96両納入した。

 運賃については最終調整が続いており、31日までは無料となった。4月1日に営業運転を開始するとしている。開業した路線の延伸工事の起工式も24日に行われた。

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