海外情勢

ベトナム、年内にも5G始動 研究加速 モバイル接続に着手

 ベトナムは第5世代移動通信システム「5G」のサービス開始に向け、研究開発を加速し、2019年にも5Gモバイル接続に着手する予定だ。

 国営ベトナム・ニューズによると、同国は通信インフラを強化して5Gを開発する。具体的には、情報通信省が5G周波数テストを事業者に許可、20年に5Gの実用化を図る。同省のチャン・トゥアン・アン政策計画部長は、通信のみならず、全ての産業分野におけるネットワーク構成要素として5Gを活用するとしている。

 5Gモバイルネットワークは、自動運転車や情報・通信機器のほか、社会のさまざまなモノに通信機能を持たせてインターネットに接続、相互通信で自動認識や自動制御、遠隔計測などを行う。さらに、クラウドでのソフトウエアやデータサービスを後押しする。5Gの技術開発に当たっては、クアルコム(米)、ノキア(フィンランド)、サムスン(韓国)などの協力を得る。

 チャン・トゥアン・アン政策計画部長は「ベトナムでの5Gの導入は、ネットワーク事業者と情報通信技術(ICT)企業の尽力にかかっている。5Gの技術に関する研究センターを建設する必要もある」と語った。

 ベトナムの通信最大手ビッテル・グループは、ベトナムで5Gを展開する最初の事業者となるため、経営資源を集中して万全の構えで臨む方針だ。同グループは5Gへの技術的な課題の多くを既に解決済みで、19年に5G基地局を完成し、20年に5Gネットワークの試験運用、21年の運営開始を目指している。カオ・ドゥク・タン副社長は、19年に5Gテストに参加する準備ができていると語った。

 現在、世界で20社を超える企業が5Gネットワークの事業化に着手しており、62カ国で134の5Gネットワークがテスト中だ。ファーウェイ・ベトナムの経営幹部は、ベトナムが東南アジアで最もダイナミックな新興市場であると指摘している。(シンガポール支局)

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