海外情勢

フィリピン・ミンダナオ島にロシア企業投資 バナナ農園開発 政治的問題浮上も (1/2ページ)

 フィリピン南部ミンダナオ島中部マギンダナオ州で、ロシアの企業がバナナ大農園への投資を計画している。バナナはロシア国民憧れの熱帯フルーツだ。バナナ大農園は同州キャンプ・アブバカルで開発される予定。この地域は、モロ・イスラム解放戦線(MILF)支配の飛び地でもある。単にバナナによる経済開発だけでは済まない政治的問題も浮上しそうだ。

 現地経済紙ビジネス・ワールドによると、フィリピンのピニョル農相が、フェイスブックで開発計画を明らかにした。「ロシアのある企業では、このバナナ大農園投資プロジェクトで約1万人の労働者が雇用されると予想されており、そのほとんどが元反政府勢力の戦闘員とその子供たちだ」と述べた。ロシア企業側はバナナ大農園の開発に向けて80億ペソ(約166億円)の投資を予定しているという。

 ピニョル農相とマギンダナオ州のマングダダツ知事はフランスとロシアのビジネス使節団と、予定されるバナナ大農園地域の下見に同行している。ピニョル農相は「ロシアは、フィリピンからのバナナ供給を切望している。現在、ロシアは中国を通してフィリピンのバナナを購入している。フィリピンは間接的にロシアにバナナを輸出しているわけだ。今回の使節団はバナナの直接栽培を手掛けたい意向だ」と語った。

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