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100%消費者主義 ここまで攻める!? 欧州商品審査機関「消費者議会」 (2/4ページ)

ステレンフェルト幸子

 現在の活動は、国内に流通するあらゆる商品の検証とその結果の公開、消費者の啓蒙、消費者からの苦情に企業が全て公開で対応するオンラインプラットフォームの運営、途上国の消費者のサポートなどである。

 機関誌の内容をご紹介

 さていよいよ機関誌である。現在手元にある最新号である4月号の内容を紹介したい。

 表紙には「お客様のお荷物は、外のゴミ箱の中に入れておきました」という見出しが大きく掲載されている。近年宅配便業者に関する苦情が急増しており、これも実際に寄せられた苦情とのこと(欧米では受取人が不在の場合、宅配業者が玄関先などに荷物を放置して行ってしまうケースがままあり、盗難や紛失などのトラブルの原因となっている。実際掲載されているケースでは、翌朝ゴミと一緒に回収車に持っていかれてしまったという)。

 見出しには他に「『あの卵おいくら?』高いほど親鳥が幸せ」(以前別の記事でも言及したが、オランダでは卵は親鳥の生活環境によってランク分けされている)、「『緑のカーペット』23社の芝刈り機を検証」「『法廷へ』KLM、不条理な利用条件の廃止を拒否」とある。

 KLMの「不条理な利用条件」とは、往復で航空チケットを購入した乗客が往路のフライトを無断キャンセルした場合、その時点で復路も自動的に解約されるというもの。これが問題視され、法廷で決着をつけることになったという内容である。

 毎回お楽しみの「同一商品各社比較」は、今月はタマゴサラダ、芝刈り機、カメラ、オーブンレンジの4品。

 タマゴサラダは食品メーカーのものから大手スーパーの自社ブランド品まで18品が比較されている。価格、一パック当たりの内容量、100g当たりの値段、卵の割合が明記され、議会のメンバーの試食による味のスコア、塩分含有量、動物愛護度、飽和脂肪酸、砂糖、たんぱく質、パッケージの7項目からスコアを出しランキング。

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