海外情勢

国有2社も国際競争力・効率化の一環で…中国、食糧企業にも再編の波 (1/2ページ)

 中国が巨大国有食糧企業の再編を計画していることが分かった。関係者によると、中国政府は中国儲備糧管理(シノグレイン)のトレーディング資産と、大豆など油糧種子の圧砕能力を中糧集団(COFCO)に移管する方針を固めたもようだ。中国は、鉄鋼や電力などで既に国有企業の再編を加速させており、今回の計画もその一環に位置付ける。実現すれば、世界の農産物市場にも影響を及ぼしそうだ。

 四大メジャーに対抗

 関係者によると、再編は数段階に分けて実施される予定で、政府は来年末までに再編を終えたい意向とみられる。ただ、計画の詳細は今後変更される可能性もある。

 COFCOは穀物の国際市場で支配力を持つブンゲやカーギルなど「ABCD」と呼ばれる世界の四大穀物メジャーに対抗できる存在を目指している。今回の再編が実現すればその目標に一歩近づく。それと同時に、世界最大の人口を抱える中国で食料を安定的に供給する能力も強化できる。

 また、中国国家穀物・油糧種子情報センターによると、シノグレインから圧砕能力を譲り受けることで、COFCOは中国最大の大豆の圧砕業者となる可能性がある。

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