国内

4月工作機械受注33.4%減 中国需要減退で7カ月連続前年割れ

 日本工作機械工業会が15日に発表した4月の工作機械受注額(速報)は前年同月比33.4%減の1086億5400万円で、7カ月連続の前年割れとなった。減少幅は3月よりも4.9ポイント悪化した。米中貿易摩擦の影響による中国の需要減退、昨年のスマートフォン向け特需の剥落という2つのマイナス要因が響いている。

 外需は31.1%減の651億3400万円で7カ月連続の減少。内需は36.5%減の435億2000万円で5カ月連続のマイナスだった。

 米中が制裁関税を応酬する貿易摩擦激化で、国内外の製造業の間で不要不急の設備投資を手控える動きが加速する懸念があり、工作機械メーカーの受注は厳しい状況が続きそうだ。

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