海外情勢

中国、30年前の先見 外資採掘禁止でレアアースの世界シェア独走 (1/2ページ)

 中国が世界最大のレアアース(希土類)生産国に上り詰めるきっかけになったのは、レアアースを戦略的資源と位置付け、外国による採掘を禁止した約30年前の中国当局の判断だった。

 それから中国はレアアースの国内生産規制を強化。同国のレアアース支配に米国がほぼ屈する形となった。世界生産に占める中国の割合は70%。中国がレアアース輸出を制限する考えを示唆したことで、米国は貿易戦争の新局面に直面しつつある。中国のレアアース主要企業や埋蔵量、輸出入などを検証する。

 1.国内主要6社

 中国は2016年にライセンスを持つグループを中国北方稀土集団高科技と中国南方稀土集団、チャイナルコ、厦門タングステン、広東稀土、五鉱稀土の6社に再編した。当局は戦略的鉱物資源の管理向上と同業界の持続性を確保するため、6グループに年間の生産枠を付与。18年は全体で12万トン相当のレアアース酸化物の採掘枠が与えられた。17年は10万5000トンだった。

 2.レアアース鉱

 中国北方稀土が運営する内モンゴル自治区の白雲鄂博が世界最大のレアアース鉱だ。軽希土類を中心に国内全体の埋蔵量の83%を占める。

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