海外情勢

米海兵隊駐留のオーストラリア北部に新港湾計画 中国企業の管理を回避

 【台北=田中靖人】米海兵隊が駐留するオーストラリア北部ダーウィンで、新たな港湾施設の建設が計画されていることが分かった。豪州の公共放送ABCが24日までに伝えた。ダーウィン港は2015年に中国企業が99年間の管理権を取得した。新施設は同港の北東約40キロに建設され、「米海兵隊のインド太平洋地域での即応性を高める」ことになる。

 ABCによると、港湾は米海軍のワスプ級強襲揚陸艦などが停泊可能な規模で、軍民両用となる見通し。ABCの取材に対し、国防省は表向き「新たな海軍施設の建設は計画していない」と回答したが、複数の政府関係者が「新施設は中国を怒らせるリスクがある」と計画の存在を認めているという。

 ダーウィンには12年以降、米海兵隊が半年間のローテーションで駐留。中国企業「嵐橋集団」が港湾管理権を取得したことで、海兵隊の運用に支障が出る可能性が指摘されていた。

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