国内

輸出規制 日本車にキムチ…韓国で抗議拡大

 日本政府による韓国向け半導体材料の輸出規制強化に反発し、韓国で日本製品の不買運動が広がり始めている。一部小売り団体は、日本製品を扱わないと宣言。インターネット上では、「日本への旅行をキャンセルした」といった書き込みのほか、日本製の文具や化粧品をゴミ箱に入れる写真を投稿する人も現れた。

 聯合ニュースによると、大手スーパーやコンビニで日本製ビールの売り上げが1日の日本の規制強化発表前に比べ、10~20%台減少。500ミリリットル缶で不動の1位だったアサヒビールが韓国産に首位を譲り渡したチェーンもある。ビール全体の販売量は伸びており、日本製品の買い控えの影響とみられる。

 最近はトヨタやホンダ車が売り上げを伸ばしていたが、車体にキムチを付けられたり、赤いスプレーで「売国奴」と書かれたりした日本車の写真をネット上に投稿する被害者もいる。

 こうした卑劣な行為に対しては、非難する声が圧倒的に強い。日本製品は生活に根付いており、不買運動を冷ややかに見る人も多いのだ。大手紙の中央日報は8日付コラムで「日本が供給する材料なしに半導体を作れないのが現実だ」と指摘。半導体を使ったスマートフォンやパソコンも「今すぐ捨てることなどできはしない」と感情的な不買運動をたしなめた。(ソウル 桜井紀雄)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus