海外情勢

ヴェルサーチやジバンシィが「香港・マカオ」国扱いTシャツ販売 中国で反感

 世界の高級品需要の3分の1を占める中国市場で、欧米ファッションブランドの製品が「一つの中国政策」に反するとしてボイコットの呼び掛けが巻き起こっている。

 イタリアの高級ブランド、ヴェルサーチは香港とマカオが国として掲載された自社のTシャツについて「間違ったデザインだった」と謝罪。それから24時間もたたないうちに、同業の米コーチとフランスのジバンシィが似たような失敗で中国の消費者の反感を買った。

 中国のソーシャルメディア上では米タペストリー傘下のコーチとLVMH傘下のジバンシィのボイコットを呼び掛ける声が相次いだ。香港と台湾を国と示唆する両ブランドのTシャツの写真がネット上に出回ったためだ。コーチのブランドアンバサダーを務める中国人スーパーモデルのリウ・ウェンは12日、ソーシャルメディア「微博」で、「中国人の感情を著しく傷付けた」として同ブランドとの契約を打ち切ると発表した。

 コーチは微博のアカウントで12日、誤りが判明したため、2018年5月にこのTシャツの販売を取りやめたと説明。「消費者の感情を傷付けたことを深く謝罪します」とコメントした。ジバンシィの化粧品アンバサダーで男性アイドルグループ「TFBOYS」メンバーのイー・ヤンチェンシー(易●千璽)も同社との契約を解除すると明らかにした。

 ヴェルサーチの中国ブランドアンバサダーを務める女優のヤン・ミー(楊冪)も、同社への協力打ち切りを表明した。(ブルームバーグ Wendy Hu)

●=火へんに羊

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