海外情勢

ベトナム、5Gからファーウェイ除外 南シナ海対立で中国に不信感 (2/2ページ)

 各国が慎重に選定

 米調査会社IDCの通信担当シニアアナリスト、ニクヒル・バトラ氏は「ファーウェイは5G通信技術の一部分野でライバルを凌駕(りょうが)している。今回のようなファーウェイへの逆風は、安全保障の観点からだ」と語り、ファーウェイ外しでベトテルの価格、技術面の選択肢が限られる可能性があると指摘した。

 携帯通信網と経済や安全保障との関わりが強まる中、各国政府は技術選定を慎重に行うようになっている。バトラ氏は「政府は通信を国家のインフラ資産として、電力、ガスのような公益事業や水道管のように扱っている。全てのものがネットワークに依存している」と語る。

 豪ニューサウスウェールズ大学のカール・タイヤー名誉教授は、ベトナムがファーウェイ外しに込めたもう一つの狙いとして、安全保障、経済両面での対米関係強化を挙げた上で、「ファーウェイの機器を5Gインフラに採用すれば、米国がベトナムとのインテリジェンス(情報)の一部共有を渋る可能性がある」と話した。(ブルームバーグ John Boudreau、Nguyen Dieu Tu Uyen)

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