専欄

中国・共産党機関紙に掲載された声は「党八股」か「思想の解放」か (2/2ページ)

 毛沢東は、党八股の「罪状」を8つ挙げており、第1が「空論ばかりで、中身がない」、第2が「虚勢をはって、脅かす」である。全く中身がないとはいえないが、地方の指導者たちがこぞって同じ文句を唱えるのは滑稽である。

 天安門事件(89年6月)以降に開かれた党大会の「政治報告」を比較すると、江沢民時代、胡錦濤時代、習近平時代と、時代を経るごとに思想の解放を強調しなくなっている。

 江沢民の最後の政治報告(2002年の16回大会)では、「思想の解放」という表現は6回登場したが、胡錦濤の最後の政治報告(12年の18回大会)では3回に、17年の前回大会の習近平の政治報告ではわずか1回に減っている。

 習近平は前回党大会の政治報告で、「世界は大発展大変革大調整の時期にある」と主張している。変革の時代に必要なのは、党八股ではなく、思想の解放ではないか。(敬称略)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus