海外情勢

格安ホテル、東南アジアで拡大 既存施設に規格品 上質アメニティー実現 (1/2ページ)

 東南アジアでインターネット予約制の格安ホテルチェーンが拡大している。既存の宿泊施設などに規格化した業務用品などを提供し、低価格で質の高いアメニティー(快適環境)を実現した点が経済的にゆとりの出てきた若者層に支持されている。

 オヨ対抗へ地域密着

 東南アジア80都市で1400のホテルを運営するレッドドアーズは19日、アジアパートナーズ、楽天キャピタル、韓国の未来アセット・ネイバー・アジア・グロース・ファンドから総額7000万ドル(約74億円)を調達したと発表した。

 レッドドアーズや同業でインドのスタートアップ企業、オヨ・ホテルズ・アンド・ホームズは、現地格安ホテルのオーナーと契約し、予約ソフトウエアや規格化した業務用品などを提供すると同時に、スタッフの教育にも当たる。

 レッドドアーズは現在インドネシアとシンガポール、フィリピン、ベトナムで事業展開しており、年内にマレーシア、タイ、その後、東南アジアに特化したかたちでカンボジアなど複数の国への進出を計画している。

 同社は今回の調達を含め、設立以来、米シリコンバレーの投資ファンド、500スタートアップスや、米投資会社サスケハナ・インターナショナル・グループ、中国の啓明創投などから総額約1億4000万ドルの出資を受けた。

 レッドドアーズは今回得た資金で、同社最大市場のインドネシアでオヨに対抗する。ソフトバンクが出資するオヨは、米国を含む世界展開の一環としてインドネシアに1億ドルを投じる計画だ。

 シンガポール国立大学ビジネススクール准教授、ローレンス・ロー氏は「オヨは強敵だが、レッドドアーズには顧客やホテルオーナーとなじみがあるという強みがある。規模と地域密着が重要で、資金力だけで現地で成功できるとは限らない」と指摘する。

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