海外情勢

フィリピン・マニラで新水源開発を計画 複合企業、1日38億リットル供給へ

 フィリピンの複合企業、サンミゲルは約350億ペソ(約720億円)を投じ、マニラ首都圏の水不足解消に向け新たな水源開発プロジェクトを進めている。経済紙ビジネスワールドが伝えている。

 サンミゲルのラモン・アン社長兼最高執行責任者(CEO)によれば、同プロジェクトは民間資金により、5年以内に完成させる。順調に行けば、1日当たり38億リットルの水をマニラ首都圏に供給できるようになる。

 同社は、同プロジェクトで供給する水の料金を、1立方メートル当たり5ペソと低く設定する考え。2009年、マニラ首都圏の新水源として計画したリサール州ライバン・ダムの建設計画が、水道料金の高騰を懸念する世論で中断に追い込まれたことを考慮した。

 プロジェクトで開発する新たな水源についてアン氏は言明を避けたが、足元でマニラ首都圏の主な水供給源となっているアンガットダムの水を使用するものではないとしている。またサンミゲル単独事業として行い、外国資本の参加は求めないという。

 これまでにサンミゲルは韓国企業との合弁で比ルソン島中部ブラカン州に大量貯槽(バルク)供給システムを建設し、15年から30年間の契約で同州の住民に水を供給している。マニラ首都圏水道局は水不足を受け、同システムからの水の供給も求めた。(シンガポール支局)

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