海外情勢

廃プラ削減へロードマップ インドネシア政府、策定に着手

 使い捨てプラスチックによる環境問題が世界的に関心を集める中、インドネシア環境林業省は廃棄プラなどの使用・生産を段階的に廃止する「環境保全ロードマップ(行程表)」の策定に乗り出した。英字紙ジャカルタ・ポストが伝えた。

 同省で固形廃棄物、有害廃棄物、有害物質関連を担当するロサ・ラトナワティ管理局長は「使い捨てプラ削減のためのガイドラインともなるロードマップ草案は、2019年末には完成する」と述べた。

 ロードマップでは、段階的な10年間の移行期間を設け、対象を▽食品・飲料の製造業者、化粧品、身だしなみや衛生のためのパーソナルケア製品など▽大規模および中小規模のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、専門店、ショッピングモール、伝統的な市場などの小売業者▽ホテル、レストラン、カフェ、フードコート、ケータリングなどの飲食サービス業-などに分類してそれぞれのガイドラインを定めるという。

 同省によると、18年にはインドネシア全土で約6600万トンの廃棄物が発生し、そのうち約60%が有機廃棄物、15%が廃棄プラだった。ラトナワティ氏は「ロードマップは製造業者、輸入業者、小売業者、さらに飲食サービス業界にガイドラインを示すもので、これにより包装材料となるプラをはじめ、アルミ缶、ガラス、紙の使用を削減する」としている。

 ロードマップはまた、包装材料を手掛ける業界の環境保全に向けた再編、リサイクル用回収箱の設置などを促すものとなることが期待されている。(シンガポール支局)

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