海外情勢

ハラールチョコ海外販路を開拓 フィリピンMS3、マレーシア企業と覚書 (1/2ページ)

 イスラム教徒の戒律にのっとり製造される食品「ハラールフード」にはチョコレートもある。フィリピン南部ミンダナオ島ダバオ市でこの「ハラールチョコ」を製造する食品メーカー「MS3アグリベンチャーズ・コープ」はこのほど、同社の製品販売についてマレーシア企業と覚書に署名した。フィリピン経済紙ビジネスワールドが伝えている。

 キリスト教国であるフィリピンで全国民に占めるイスラム教徒の割合は5%だが、ミンダナオ島では人口の2割以上に上る。その同島に拠点を置くMS3アグリベンチャーズ・コープは、チョコの原料となるカカオの供給農家と加工業者に、ハラール基準を満たせるよう訓練・支援し、商品を製造している。

 今回の覚書でMS3アグリベンチャーズ・コープは、イスラム教徒が約6割を占めるマレーシアへの販路を開くこととなる。覚書にはまた、原料調達や製造を手掛ける合弁事業に向けた内容も含まれており、同社は合弁会社設立も見据えている。

 MS3アグリベンチャーズ・コープの最高経営責任者(CEO)、ニール・サンティラン氏は「わが社はダバオ市チョコレート加工業者協会を組織し、ハラール基準が会員企業などに行き渡るようにしている」と語った。

 サンティラン氏によると、これまでにマレーシア商議所のメンバーがMS3アグリベンチャーズ・コープの工場を訪問。一部の投資家が、同社がハラール順守の生産体系を拡充するための支援を行うと表明しているという。

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