海外情勢

中国、ロシアの農産物調達を拡大 対米摩擦受け分散 共同投資強化へ (1/2ページ)

 米中貿易摩擦が長引く中、中国がロシアとの農業協力を積極的に進めている。中国の国有食糧大手、中糧集団(COFCO)は5日、ロシアの極東地域が中国向けのトウモロコシ、大豆の生産を大幅に増やす可能性があることを明らかにした。

 極東で増産の余地

 COFCOの于旭波総裁がこの日、ウラジオストクで行った講演内容の翻訳によれば、中露国境のすぐ近くに当たる極東地域ではトウモロコシが3000万トン、大豆はさらに多く生産できるという。政府のデータによると、この地域における昨年の生産量はトウモロコシが約30万トン、大豆は160万トンだっただけに、大幅な増産となるもよう。干総裁はこの見通しの期間については言及しなかった。

 米中両国が世界貿易を揺るがす貿易摩擦に終止符を打てずにいる中、中国はロシアとの緊密な農業協力を構築している。干総裁の発言はこうした最中に出てきたものだ。ロシアからの輸入量は相対的に低い水準にとどまり、中国が必要とする量を満たすには至らないが、中国はロシアからの小麦や大豆の輸入を増やし続けている。

 干総裁は「中露関係はこれまでの歴史の中で最も素晴らしい状態にある。従って、農産物の分野で実際に協力関係を推進することは、われわれにとって価値がある」と強調した。

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