海外情勢

中国、ロシアの農産物調達を拡大 対米摩擦受け分散 共同投資強化へ (2/2ページ)

 シベリアも視野に

 中国税関総署は5日、飼料用のロシア産ミール(大豆や菜種などをつぶして油を抽出した後の搾りかすミール)の輸入を今月2日から認める声明を発表した。貿易戦争が続く中、調達先の分散を図るためだ。インタファクス通信は、COFCOが黒海沿岸の主要港ノボロシスクの穀物ターミナルKSKの株式取得に向けて協議していると報じている。穀物メジャーのカーギルもKSKの株式を25%+1株保有している。COFCOは年末までに25%-2株の株式取得の契約を締結する予定という。

 干総裁は、極東地域でもっと共同投資を行い、作物生産量を増やしてロシアからの中国向け輸出を扱う港湾施設の処理能力を上げる必要性を強調するとともに、中露国境よりさらに西に位置するシベリアも中国向けに農産物を輸出できると話した。

 同総裁は「ロシアの極東地域が非遺伝子組み換えの大豆、トウモロコシ、その他穀物の素晴らしい生産地であることは周知のことだ。中国向けの大豆供給に関して、極東地域が積極的な役割を果たし、適切な対策を講じると確信している」と語った。

 ロシア農業省もこの日、COFCOに対し、最優先投資家としての地位を与える方針を表明した。セルゲイ・レヴィン次官は同じ会議で、同社が作物の生産や物流、加工に多額の投資を行う意向だと話した。(ブルームバーグ Anatoly Medetsky)

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