海外情勢

シリアにロシアの雇われ兵集結? 「プーチン氏のシェフ」 市街戦控え要請か

 ロシア軍はシリアのアサド政権軍が反体制派の最後の要衝を奪回するのを支援するため、プーチン大統領の盟友の実業家が採用した雇い兵を動員する。直接事情を知る複数の関係者が明らかにした。

 クレムリン御用達のケータリング会社を経営し「プーチン氏のシェフ」との異名を取るエフゲニー・プリゴジン氏の要請に応じた報酬目当ての雇われ兵数百人は数週間以内に始まる見通しの本格的な攻撃を控え、シリア北西部のイドリブ近郊に集まりつつあると関係者は話した。

 雇い兵は戦車を配備した50人ずつの部隊に分けられ、ロシア空軍の支援を受けながら、シリア軍とともにまず、民間人の避難ルートを確立する計画。その後、国際テロ組織「アルカーイダ」に関係する数千人の民兵を一掃するために必要な市街戦に踏み切るという。この作戦が進められれば、数カ月を要する可能性があるという。

 プリゴジン氏のコンコード・ケータリング社経由で同氏に電子メールで取材を試みたが、返答はない。プーチン大統領のペスコフ報道官はロシアがイドリブで行動するのは、隣国トルコとの「合意に基づく」場合に限られると述べた。トルコは同地域での最近の軍事行動を批判している。(ブルームバーグ Stepan Kravchenko、Henry Meyer)

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