国内

日商の通常総会開催 生産性向上や取引適正化求める 

 日本商工会議所は19日、東京都内で通常会員総会を開催した。三村明夫会頭は冒頭のあいさつで、「世界の不確実性が増す中で、中小企業の喫緊の課題は『人手不足対策』と『生産性向上』で、これ以上業績を伸ばすのが難しい」と訴えた。その上で、「規制や制度改革など生産性向上への環境整備や大企業と中小企業の取引価格適正化に向けた効果的対策を講じていただきたい」と政府に対応を求めた。また、「全世代型社会保障制度の構築に向け、早急かつ国民に分かりやすい議論を進めてほしい」と不安払拭の必要性を強調した。

 来賓の菅原一秀経済産業相は後継者難による中小企業の減少に歯止めをかけるために「(買収なども含め)第三者による事業承継の推進を図りたい」と支援を拡充する方向を示した。総会には全国の商工会議所の幹部ら約900人が出席した。

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