菅原一秀経済産業相(57)=衆院東京9区=が25日午前、地元有力者の通夜で公設秘書が香典袋や供花を渡したと週刊誌で報じられたことを受け、安倍晋三首相に辞表を提出した。菅原氏は国会内で定例の閣議後会見に臨み、「懸案山積の中で任期途中で職を辞するのはざんきに堪えない。おわび申し上げる」と謝罪した。
一方、安倍首相は菅原氏の後任に梶山弘志元地方創生担当相を充てる人事を決めた。梶山氏は受諾した。
安倍首相は首相官邸で記者団に「任命責任は私にあり、国民に深くおわび申し上げる」と述べた。
ただ、9月11日の第4次安倍再改造内閣発足からわずか1カ月あまりで閣僚が「政治とカネ」の問題で辞任に追い込まれ、政権への打撃は避けられない。