海外情勢

英総選挙、きょう大勢判明 与党過半数獲得の可否が鍵

 英下院総選挙の投開票が12日始まった。ジョンソン英首相が「欧州連合(EU)離脱をやり遂げる」ために必要な国民の負託を得られるかが焦点だ。

 下院定数は650だが、議長と3人の副議長が採決に加わらず、英領北アイルランドの地域政党シン・フェイン党は登院しない方針のため、単純計算の326ではなく実質的には320前後で過半数に足りる。与党保守党はメイ前首相の下で行われた2017年の前回選挙で317議席を得た。

 スコットランドでは独立機運の高まりがスコットランド民族党(SNP)を支える。イングランド南部とスコットランドの親欧州派が多数を占める選挙区で失いかねない議席を埋め合わせるため、保守党はイングランド北部と中部での議席獲得が必要とみられる。

 一連の世論調査では、保守党が勝利する見通しが一貫して示されてはいるが、ユーガブが10日公表した最新の世論調査結果によると、最大367を得て圧勝する場合もあれば、311にとどまり絶対多数政党不在の「ハングパーラメント」になる可能性も誤差の範囲で残っている。

 12日午後10時(日本時間13日午前7時)には投票締め切りに伴い、放送各社の出口調査結果が公表される。前回は最終結果(保守党317、最大野党の労働党262)に近い保守党314、労働党266という数字が示された。夜間に集計が十分進んだ段階で、専門家による最終結果の予測が発表される。13日午前4時には180議席の開票がなお残るものの、大勢が判明する見込みだ。(ブルームバーグ Alex Morales)

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