海外情勢

独自開発のアルツハイマー病新薬発売 腸内細菌のバランスを再構築

ラヂオプレス

 北京放送は先ごろ、中国が独自開発したアルツハイマー病の新薬「九期一(甘露特●膠嚢(かんろとくどうこうのう))」の国内販売が始まったと報じた。患者は医師の処方により全国1000カ所余りの専門薬局で購入することができ、定価は1箱895元(約1万4300円)。

 発明者である中国科学院上海薬物研究所の耿美玉研究員はグローバル戦略発表会で「九期一は腸内細菌のバランスの再構築を通じて治療目的を達成するもの。この4年間、2700匹余りのマウスを使って23回の実験を行い、発症メカニズムが大脳の退行性神経疾患だけでなく腸内細菌のバランスが崩れることによって全身の免役系の混乱がもたらされる免役系疾患であることを突き止めた」と述べた。同新薬をめぐっては、論文や臨床試験期間に関して論争も起きていた。(RP=東京)

●=金へんに内の人が入

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