海外情勢

「従来の対中政策は間違い」 米政権報告書、対立姿勢鮮明に

 米トランプ政権は議会への報告書で、中国の経済・軍事政策を幅広く批判した。ブルームバーグ・ニュースが20ページの報告書を入手した。貿易や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)などをめぐる中国との対立を鮮明にした。報告書は、知的財産の窃盗や経済保護主義など、よく知られた中国批判を概説したが、米国が講じる具体的な対応は詳述していない。

 報告書はまた、ウイグル人などの民族的および宗教的少数派の拘束を含む人権侵害や、南シナ海と台湾海峡を含む地域での「挑発的で威圧的な」軍事活動について中国を非難した。

 トランプ米大統領は中国の貿易政策に加え、湖北省武漢市が発生源とされる新型コロナ流行への同国の対応に最近批判を強めている。

 報告書は「われわれは中国と競争するが、利害関係が一致する分野での協力は歓迎する。競争は必ずしも対立や衝突にはつながらない」とした上で、関与を深めることで中国を経済的・政治的により開かれた社会にするという想定に基づいた数十年にわたる対中政策は間違っていたと指摘した。(ブルームバーグ Jennifer Jacobs、Anthony Capaccio)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus