海外情勢

韓国、年内第4次補正否定 企画財政相「第3次を迅速執行」

 韓国の洪楠基経済副首相兼企画財政相は、年内に第4次補正予算が必要になる可能性を否定し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による経済的打撃は底入れした公算があるとの見方を示した。

 洪氏はブルームバーグとのインタビューで、輸出と消費者信頼感の改善の勢いを後押しする上で、国会に提出された第3次補正予算案も含む刺激策が十分に迅速に執行されれば、年間で約20年ぶりのマイナス成長に陥る事態は依然として回避可能だとの認識を示した。

 洪氏はソウルのオフィスで、「消費と輸出が5月から回復する兆しを目にしている」と説明。「さらなる措置や資金投入よりも重要なことは、第3次補正予算と上半期の一連の措置が浸透するようにすることだ」と語った。

 エコノミストの大半は、今年の韓国の国内総生産(GDP)が1990年代後半のアジア金融危機以来のマイナス成長になると予想しているが、洪氏は政策手段を迅速に実施すれば政府の掲げる0.1%成長予想は手に届かないものではないとの見方をあらためて示した。主要貿易相手国の経済活動再開に伴い、年末にかけて輸出が予想外の強さを見せる可能があるとした。(ブルームバーグ Sam Kim)

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