国内

1~3月期の世界輸出額5.8%減 ジェトロ、コロナ禍で経済混乱

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は30日、1~3月期の世界各国の輸出額が前年同期比5.8%減だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による経済の混乱が響いた。減少幅は、資源価格の急落で大きく減少した2016年1~3月期の8.4%減以来の水準。

 同日会見した佐々木伸彦理事長は、「足元では中国は回復しているが、米国などでの感染は拡大しており、第2四半期(4~6月)はさらに悪化する」と予測した。

 国別では中国が13.4%の大幅減。米国、ドイツ、日本のいずれも前年を下回った。製品別では医薬品および医療用品は13.9%増と伸びたものの、寄与度が大きい輸送機器(10.7%減)、一般機械(9.1%減)などが落ち込んだ。

 一方、同時に発表した「世界貿易投資報告」によると、19年の世界貿易は貿易額(名目輸出額ベース)が前年比2.9%減の18兆5047億ドルで、貿易数量は0.1%減だった。金額、数量ともに前年を下回るのは09年以来10年ぶり。

 米中貿易摩擦の影響で減少傾向にあった世界貿易はコロナの影響で一段と厳しい状況となっている。

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