海外情勢

ハリケーン「ローラ」が米メキシコ湾に“壊滅的影響” 180億ドル被害の恐れ

 ハリケーン「ローラ」は今週テキサス、ルイジアナ両州の沿岸に上陸する際に勢力が「カテゴリー3」に達する見込みだ。屋根が吹き飛ぶレベルの勢力となることで、この地域に最大180億ドル(約1兆9200億円)の被害をもたらし、国内有数の製油所が数カ月にわたって操業停止を迫られる恐れがある。

 米国立ハリケーンセンター(NHC)によれば、ローラは26日遅くまたは27日早くに上陸し、最大風速が時速120マイル(約193キロメートル)に達すると予想される。既に沖合の原油・天然ガス生産に影響が出ており、米メキシコ湾の石油精製能力の3分の1が閉鎖されたほか、輸出も停止し、強制的な退避にもつながった。メキシコ湾にとっては2018年の「マイケル」以来の大型ハリケーン襲来となる見通し。

 エンキ・リサーチの災害予報士、チャック・ワトソン氏によると、ローラは現在の軌道をたどると、60億~180億ドルの損害をもたらす可能性が高い。米国の精製能力の約10~12%が半年余り停止する恐れがあるという。

 エナジー・ウェザー・グループの主任気象学者、ジム・ルイエ氏は「激しい直撃を受け、壊滅的な影響が生じるだろう」とした上で、「ルイジアナはこのハリケーンでかなりの被害を受けるだろう」と分析した。(ブルームバーグ Brian K.Sullivan)

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