海外情勢

トルコが輸入車対象に増税 コロナ禍による貿易収支悪化対策

 トルコは輸入車の大半を対象に増税を実施した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による貿易収支悪化の影響を和らげるのが狙い。

 8月30日の官報で公表された大統領令によると、輸入車の大部分を占める排気量1600ccエンジンの自動車の大半で特別消費税の税率が60%から80%に引き上げられた。2000cc超の電気自動車に対しては100%から130%に上がるほか、高級車は160%から220%に引き上げられた。

 イスタンブールの自動車コンサルタント会社EBSのゼネラルマネジャー、エロル・サヒン氏は、トルコの自動車税率が再び世界最高水準になったと指摘。増税は国産車には適用されないが、国内生産者は供給の多くを輸入品に頼っているため恩恵を受けるのは難しいだろうと述べた。

 新型コロナの感染拡大が始まって以降、輸入を抑え国内産業を支援するためトルコは一連の増税を行ってきた。世界経済の低迷が欧州連合(EU)などトルコの主要輸出先に打撃を与え、観光業の減速が財政収支の悪化を拡大させた。トルコの6月の経常収支は7カ月連続で赤字だった。(ブルームバーグ Inci Ozbek)

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