海外情勢

米財政赤字、今年度予測は過去最大の3.3兆ドル 政府債務GDP比104.4%

 米議会予算局(CBO)は2日、2020会計年度(19年10月~20年9月)の連邦財政赤字が過去最大の3兆3000億ドル(約350兆円)になるとの予測を明らかにした。新型コロナウイルス対応の大型経済対策に伴うものだが、4月時点の予測(3兆7000億ドル)からは下方修正された。

 連邦政府債務残高は21年度には21兆9000億ドルに達すると予測。国内総生産(GDP)比では104.4%となり、20年度の同98.2%から拡大するとの見通しを示した。

 30年度末時点の政府債務は同109%の33兆5000億ドルに増えるとしている。3月時点の予測は同98%だった。

 20年度の財政赤字はGDP比16%の見通しで、19年度実績の4.6%から拡大し、第二次世界大戦以来の大きさとなる。各州が必要不可欠な事業を除き事業活動の停止を命じたことへの対応策として、議会が雇用や企業救済の緊急対策整備を急ぐ中、CBOは今会計年度の歳出が6兆6000億ドルに跳ね上がると予測している。

 新型コロナによりもたらされた景気後退は歳入にも影響を与え、今年度は前年度の約3兆5000億ドルから3兆3000億ドルに落ち込むとみられている。(ブルームバーグ Vince Golle)

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