海外情勢

中国IPO活発 上場“一夜”でビリオネア、資本市場の自由化進む

 中国における富の創出ペースは、全く新しいレベルに達した。

 康泰医学系統(コンテック・メディカル・システムズ)の胡坤会長がまさにそうだ。8月24日に上場した同社の株価は27日までに新規株式公開(IPO)価格から986%上昇。同社株の49%を父親とともに保有する胡会長親子の資産はほぼ一夜にして31億ドル(約3300億円)に膨らんだことを、ブルームバーグ・ビリオネア指数が示した。

 康泰医学の15%を持つ王桂麗取締役の資産は一時的に10億ドルを突破した。

 中国株式市場には先々週、20社以上が上場したが、こうした企業の少なくとも3社が8月27日までに、新たなビリオネアを生み出した。

 資本市場の自由化を進める中国では、ビリオネア誕生は珍しくなくなるかもしれない。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」は、上場後5営業日の値幅制限を撤廃した。上海証券取引所で昨年始まった「科創板(STAR)」市場も上場直後の値幅制限はない。

 8月24日に上場した安克創新科技(アンカー・イノベーションズ・テクノロジー)の陽萌(スティーブン・ヤン)最高経営責任者(CEO)もビリオネアとなった。陽氏は25日のブルームバーグ・テレビのインタビューで、「人々が株式購入を通じある種の賛成票を投じてくれていて、とても幸せだ」と述べた。

 同社の創業者でもある陽氏の資産は、持ち株の含み益が寄与し現在37億ドル相当。同氏は元グーグル従業員。(ブルームバーグ Venus Feng)

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