国内

大阪府がアプリ運用開始 スマホで注文・決済、飲食店支援キャンペーンも

 大阪府は16日、新型コロナウイルス対策で導入している感染者追跡システムと連動した「大阪おおきにアプリ」の運用を始めると発表した。客はスマートフォンで注文や決済ができる。追跡システムを普及させるとともに、非接触形式で感染拡大を防ぐ狙い。

 一方、経営悪化に苦しむ府内の飲食店を支援するポイント還元キャンペーンについては、今月18日から実施すると発表した。期間は12月末まで。

 指定のサイトで予約し、午後3時以降に4人以下で5千円以上利用した客に2千円分のポイントを付与。8月に休業などを要請した大阪市の繁華街・ミナミの一部区域では10月末までの利用に限り、さらに2千円分を上乗せする。指定サイトは「一休ドットコムレストラン」で、今後「食べログ」や「ぐるなび」なども加わる予定だ。

 「大阪おおきにアプリ」は追跡システムに登録している飲食店が対象となる。府によると、16日時点で府内の飲食施設の登録件数は1万8960件。

 客はスマホで追跡システムのQRコードを読み取った後、登録完了メールからアプリを立ち上げる。店の専用ページが表示され、メニュー画面から注文でき、QRコードを使ったキャッシュレス決済も可能だ。

 アプリは公募で決まった(1)ペイペイ(2)りそな銀行とビジコムの共同企業体-が提供し、店側はどちらか1社を選択。手続きに一定の時間を要するため、客が利用できる時期は10月以降となる見込み。

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