国内

「大阪港湾局」発足 府市一体化で効率運用

 大阪府と大阪市の港湾管理部局を統合した新組織「大阪港湾局」が1日、発足した。府と市がそれぞれ所管してきた府内9港の管理を一元化することで、効率的な港湾行政の運用を図るほか防災機能も強化する。松井一郎市長は同日「指示系統が一本化され、スピード感を持って物事を決められる」と話した。

 これまで市は大阪港、府は堺泉北港や阪南港など8港を別々に管理していた。新たに稼働する大阪港湾局では、業務一元化により情報共有を進める。港湾を利用する事業者の新規開拓に力を入れるほか、港利用の申請窓口を一本化し、利用者のサービス向上にもつなげる。

 港湾一元化は、橋下徹元市長が府市の二重行政解消を目指して掲げた「統合案件」の一つ。平成26年以降、府市両議会で関連議案が提案されたが、「効果が見えにくい」などの意見から否決や取り下げが続き、昨年12月に大阪維新の会と公明党などの賛成多数で可決された。

 統合により、取り扱い貨物量は名古屋港に次いで全国2位の規模となる。この日の発足式で松井氏は「府市の壁を取り払ってノウハウを結集し、物流の拠点として世界に認知される大阪湾をつくってもらいたい」と期待。吉村洋文知事も「街づくりにも力を入れ、大阪のベイエリアを活性化させていく」と展望を語った。

 大阪港湾局長には大阪市港湾局長だった田中利光氏が就任。「近畿の経済活性化に貢献したい」と決意を述べた。

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