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「Go Toトラベル」東京スタート 平日の分散利用、促進の手は

 政府の観光支援事業「Go To トラベル」の対象に1日、東京発着旅行が追加された。秋の行楽シーズン本格化を前に、新型コロナウイルス感染症で冷え込んだ地域経済の回復に期待がかかる。ただ、年末まで連休が少なく、平日の分散利用促進が課題となる。一方、1日始まった地域共通クーポンが地場店舗だけでなく大手全国チェーンでも使えることには疑問の声も出ている。

 新たに割引対象になるのは、1日以降に出発する東京行き旅行と、都民の旅行。政府は、東京を含め、新型コロナの感染が著しく増えた地域については、対象からの除外も検討する。除外に伴ってGoToを使った旅行を取りやめても、キャンセル料は取らないよう業者に求めるという。

 全人口の1割余りを占める都民の利用が進めば、旅行需要を押し上げそうだ。

 ただ、年内の祝日は11月の2回だけで、平日は会社や学校を休みにくい。利用者が土日に集中すれば、人の密集で感染を広げる恐れがあり、宿泊施設の経営を支える効果も限られる。

 政府は休暇取得の分散化、旅先で休暇を楽しみながらテレワークする「ワーケーション」普及を目指すとしている。

 地域共通クーポンは旅行代金の15%相当が付与され、旅行中の買い物、飲食のほか、博物館などの観光施設、バス、鉄道で使える。

 しかし、参加登録した店舗は全国約11万7000店にとどまる。既に登録した中には全国チェーンのスーパーや衣料品店、紳士服店も目立つ。国土交通省は参加可否の線引きが困難として除外しなかったが、省内からは「地元にお金が落ちなくなると困るのではないか」との声も出ている。

 「はとバス」(東京)はこの日、JR新宿駅を出発して山梨県のぶどう園などを巡る観光バスを運行。割引を適用しておりほぼ満席で、参加者のほとんどが都民だった。同社によると、都内観光ツアーも申し込みが相次いでいるといい、担当者は「東京でも『旅行に行って良いんだ』と思う人が増えていけばうれしい」と期待した。

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