海外情勢

仏でパリなど夜間外出禁止 欧州感染再拡大、英ロンドンも規制強化

 欧州各国で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、フランスや英国は活動規制を強化する。

 マクロン仏大統領は14日、感染拡大に歯止めをかけるため、パリなど主要都市で夜間外出禁止令を出した。感染者数の増加で、医療機関では病床が埋まり始めている。外出禁止はパリやグルノーブル、リール、リヨン、トゥールーズ、モンペリエなど既に警戒レベルが最も高い都市を対象に、午後9時から翌朝6時まで。17日から4週間継続する。

 英国でもロンドンでの行動制限が近く強化される方向だ。ロンドンのカーン市長と衛生当局幹部は14日、制限厳格化措置を協議。関係者によると、2つの別の世帯が屋内で会うことが禁止される見込みだ。ロンドンは人口10万人当たりの感染者数が近く平均100人に達する見通しだという。同国ではロンドンに先立ち、北アイルランドやウェールズが制限を厳格化していた。

 ジョンソン英首相は「サーキットブレーカー」と呼ばれる全国的なロックダウン(都市封鎖)の導入を求める声に抵抗し、地域ごとのアプローチによる対応を続けている。経済活動をできるだけ継続させながら感染の抑制を目指しており、社会的距離を取る措置の実施をシンプルにすべく各地域の感染警戒レベルを3段階で示すシステムを今週打ち出した。

 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、ドイツでは15日朝までの24時間で新たに7173件の感染が報告された。パンデミック(世界的大流行)が始まってからでは最速ペースで、欧州が感染再拡大を封じ込められていないことを改めて示した。(ブルームバーグ Ania Nussbaum、Joe Mayes)

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