海外情勢

米コロナ感染者800万人超 冬の感染拡大に警戒

 【ワシントン=住井亨介】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国の新型コロナウイルスの感染者が16日、累計で800万人を超えた。死者は累計21万8千人余りで、いずれも世界最多。夏休み明けから増加傾向が強まっており、米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、1日当たりの新規感染者は15日から2日間連続で6万4千人を上回った。専門家は寒さが厳しくなる冬に感染者がさらに増加する可能性があるとして警戒を呼び掛けている。

 同紙などによると、首都ワシントンと44州で先月よりも病院などにかかる患者数が増加。大都市を中心に感染が拡大した初期とは異なり、中西部を中心に拡大傾向が強まっている。

 中西部ウィスコンシン州の最大都市、ミルウォーキーでは、過去最悪の千人以上が入院。既設施設では対応できないため、公園内に新型コロナの患者専用の仮設病院を設置した。

 米国では8月8日に累計感染者が500万人を突破後、600万人までに22日、700万人までにはさらに26日かかった。増加ペースはいったん緩んだが、800万人までには21日と再びペースが早まった。

 各地で再び増加に転じている背景には、夏休み明けに学校や大学などが対面授業を再開させたことや、マスクの着用や経済再開など各州で対応策が異なることが挙げられている。

 米政権の新型コロナ対策チームのメンバーで、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長はCNNテレビの取材に対し、空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介した感染の可能性について「十分なデータがある」として注意を喚起した。

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