海外情勢

コロナは「不平等ウイルス」 貧困層は回復に10年、国際団体指摘

 世界は過去最大の格差拡大を目の当たりにしており、最貧困層が今後何年も新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響を受ける可能性が高い一方、「メガリッチ」と呼ばれる超富裕層は既に立ち直っていると国際慈善団体オックスファムが25日にリポートで指摘した。

 リポートは「パンデミックで貧困層は富裕層よりはるかに深刻な打撃を受けている。女性や黒人、アフリカ系、先住民、歴史的に疎外され抑圧されてきたコミュニティーへの影響は特に深刻だった」とし、「統計開始以来初めて、ほぼ全ての国で格差が拡大する可能性が高い」と予測した。

 オックスファムは税制の公平化や途上国債務の帳消しなど格差是正に向けたさらなる取り組みを各国政府に強く求めた。

 「不平等ウイルス」と題したリポートは、世界経済フォーラム(WEF)のバーチャル会議開催に合わせて公表された。リポートは「地球上で最も裕福な1000人はコロナ禍での損失をわずか9カ月以内に取り戻したが、世界の最貧困層が立ち直るには10年余りかかる恐れがある」と付け加えた。(ブルームバーグ Catherine Bosley)

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