海外情勢

40カ国で妊娠即解雇の恐れ 世銀ラインハート氏「女性に最大の打撃」

 世界銀行のチーフエコノミスト、カーメン・ラインハート氏は「国際女性デー」の8日、ブルームバーグ・テレビで国際通貨基金(IMF)のセイラ・パザルバシオグル戦略政策審査局長と対談し、働く女性が妊娠しただけで解雇される可能性のある国は依然40カ国近いと語った。

 ラインハート氏は新型コロナウイルス禍で女性の貧困脱出がさらに困難になっていると説明。コロナ禍の経済的影響は「極めて逆進的」で、最も弱い立場にある女性や少女らに最大の打撃を与えていると述べた。

 同氏は「学校教育で大きな後退が見られる」と指摘。極度の貧困が約20年ぶりに増える見込みで、世界の新たな貧困層で女性の割合が不釣り合いに高くなるとの報告書を引用した。

 コロナ禍が女性への暴力の増加につながり、多くの国でジェンダーの不平等を助長していると世銀は分析。一部の国では法律が改正されたものの、男性の保護者が同行しない旅行は制限されるなど、女性は依然として多くの国で経済的機会に法的制限を課せられているとした。

 IMFのパザルバシオグル氏は、「政策において女性の視点」を持つことが極めて重要だと語った。(ブルームバーグ Kathleen Hays、Michael Heath)

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