海外情勢

コロナ起源、WHO報告書に米高官疑問 中国の執筆関与示唆

 新型コロナウイルス感染症(COVID19)の起源に関する世界保健機関(WHO)報告書の作成方法について、ブリンケン米国務長官らバイデン政権高官が28日に疑問を呈した。中国政府が執筆に関与した可能性にも言及した。

 WHOによると、今年初めに中国・武漢に派遣された代表団の調査結果が数日中にまとまる見通し。報告書は今月のもっと早い時期に公表される見込みだった。

 ブリンケン長官はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で報告書について、中国政府が「執筆を手助けしたようだ」とし、米国は「方法とプロセスについて実に懸念している」と指摘。その上で「過去の出来事について説明する」必要はあるが、将来に向けたより強固なシステムの構築に焦点を当てるべきだと語った。

 米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長はCBSの番組「フェース・ザ・ネーション」で、報告書がうわべを繕うものになると予想するかとの質問に対し「分からない」と答え、「まずは報告書を見たい」と述べた。ただ調査団の行動に多くの制限がかかっていたとすれば、「私はかなりの懸念を持つだろう」と話した。

 トランプ前米政権下で疾病対策センター(CDC)所長を務めたロバート・レッドフィールド氏は26日に放映されたCNNとのインタビューでコロナウイルスの起源について、武漢の研究所だと考えていると発言した。(ブルームバーグ Ros Krasny、Tony Czuczka)

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