国内

復興釜石新聞が廃刊 震災10年で区切り

 東日本大震災の3カ月後に岩手県釜石市で創刊され、被災者に暮らしの情報などを伝えてきた復興釜石新聞は震災10年を区切りとして、31日付朝刊を最後に廃刊となった。発行元の釜石新聞社は従業員の高齢化と発行部数の減少が理由としている。

 最終の第930号の1面トップは、釜石から盛岡市の災害公営住宅に移住する苦渋の決断をした13世帯の記事。下段には記者らのイラストを載せ「10年愛読ありがとうございました」と謝意を述べた。

 当初は国の助成金を使い、市広報紙の役割を兼ねて週2回、約2万部を全戸に無料配布していた。平成26年11月、助成を受けない購読制に移行。昨春からは週1回の発行となり、部数は約4千部に落ち込んだ。

 川向修一編集長(68)は「釜石の人びとの輪をつなげるよう続けてきた。この新聞があったことが大きな意味を持つことを願う」と語った。今後は記者2人がウェブで地域情報を発信する。

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