産経・FNN合同世論調査

ブースター、4割が希望 行動制限緩和は賛成過半数

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が18、19両日に実施した合同世論調査で、新型コロナウイルスワクチンの「ブースター」と呼ばれる3回目接種について聞いたところ、「受けたい」との回答が43.1%に上った。「必要に迫られれば受ける」との回答も39.9%で、感染力の強い変異株の出現で、3回目の接種への期待は高いようだ。「接種を受けたくない」は10.7%、「2回の接種も受けない」は4.4%だった。

 男女別、年代別にみると、3回目の「接種を受けたい」との回答は男性50代以上と女性60代で半数を超えた。一方、「接種を受けたくない」との回答は男性は10・20代が最も多く23.1%、女性は40代の13.1%だった。

 政府が新型コロナワクチン接種の進展を見据え、飲食店の利用やイベントなどの行動制限の緩和については「賛成」が58.8%で、「反対」が35.7%だった。男女別、年代別にみると、男性は10・20代と現役世代の40代、50代で「賛成」が6割を超えた。「反対」が唯一半数を超えたのは女性30代の59.8%。新型コロナの感染が子供にも広がる中、幼い子供を抱える母親らが警戒しているようだ。

 一方、ワクチン接種の進み具合いについては、「順調に進んでいる」との回答が55.3%で5割を超えた。「順調に進んでいない」は41.3%。ワクチンを2回打ち終えた国民の割合が5割を超え、高齢者の9割近くが2回接種を終えたことが好感したとみられる。

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