国内

野党の批判は「安倍頼み」 参院代表質問

 国会は13日、参院本会議で代表質問が行われ、与野党が衆院選(19日公示、31日投開票)前の最後の論戦に火花を散らした。野党は立憲民主党の森裕子参院幹事長らが登壇したが、安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」への評価を堅持する岸田文雄首相を「安倍氏が乗り移っているようだ」と挑発するなど、数年来続ける「安倍氏批判」に頼るような質問が目立った。

 「『旧民主党政権の経済苦境』とか『民主党政権の失敗から学んだ』とか、全然岸田さんらしくない。民主党の悪口をいわないと正当化できないのか」

 森氏は代表質問で、首相をこう批判した。森氏が念頭に置いたのは、首相が11日の衆院本会議で、経済成長と所得分配を両立させる自らの経済政策について「民主党政権の失敗から学んだことだ」と言及した答弁だ。

 森氏はこの日、何度も安倍政権時代の施策に言及した。目の前の首相ではなく安倍氏をやり玉に挙げるのは、これまで主張してきた格差是正や「富の再分配」に目配りする首相が相手となり、攻めづらさを感じているからだとみられる。

 共産党の小池晃書記局長は、首相が学校法人「森友学園」の国有地売却問題の再調査を否定していることを踏まえ、「安倍、菅(義偉)政権と変わらない。民主主義の危機打開など到底望めないのではないか」と追及した。首相は「検察の捜査も行われ、結論は出ている」と淡々と切り返した。(永原慎吾)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus