海外情勢

ネトフリ、会員伸び回復 韓国「イカゲーム」貢献

 米動画配信大手ネットフリックスは19日、9月末の世界の有料会員数が2億1356万人となり、6月末から438万人増加したと発表した。予想の350万人を上回り、今年前半に鈍化していた伸びが回復した。9月中旬から配信を開始した韓国制作のドラマ「イカゲーム」の世界的なヒットが貢献した。

 イカゲームは借金を抱えた主人公らが生き残りをかけて危険なゲームに挑むストーリー。配信後4週間で1億4200万世帯が視聴し、ネットフリックスで過去最大のヒット作となった。会員制交流サイト(SNS)で話題となり、グッズも販売されるなど大きな話題となっている。

 新型コロナウイルスの影響で制作が遅れていた他の大型番組の配信開始も会員獲得に貢献した。ネットフリックスは追い風を受けて、10~12月は会員の850万人増を見込んでいる。ライバルの米ウォルト・ディズニーなどと差をつけたい考えだ。

 同日発表した2021年7~9月期決算は、売上高が前年同期比16%増の74億8346万ドル(約8600億円)、純利益は83%増の14億4907万ドルだった。(共同)

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