農業「争点にならず」

2017.6.21 08:13

 米国、カナダ、メキシコの農業担当相は20日、「われわれの農業に関する違いは比較的少ない」とする共同声明を発表した。3カ国が加盟する北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で農業分野は主要な争点にならないとの認識を示した。

 トランプ米政権は5月、NAFTA再交渉の開始を議会に通知。米国の法律に基づき、早ければ8月中に再交渉が始まる。米国は再交渉で、域内関税をゼロとする工業製品の基準を厳しくしたい考え。知的財産の保護強化なども求める方針だ。

 共同声明は19、20日に米南部ジョージア州で行われた3カ国の農相会談の成果として発表した。会談には米国のパーデュー農務長官、カナダのマコーレー農務・農産食品相、メキシコのカルサダ農牧・農村開発・漁業・食料相が参加した。(共同)

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